東国東組寺族婦人会研修 正覚寺さま
東国東組寺族婦人会研修にて ―「話し合い法座とは」第3回―
昨年よりご縁をいただいている東国東組寺族婦人会研修。今年のテーマも引き続き「話し合い法座とは」。第3回目となる今回は、正覚寺さまを会場にお迎えいただきました。
本堂に入ると、まず目に飛び込んできたのは天井や壁一面に描かれた見事な絵画。その数なんと498点。すべて前坊守さまが約30年の歳月をかけて描かれたものだそうです。その壮大な作品群は新聞やテレビにもたびたび紹介されており、まさにお念仏の世界を彩るような荘厳な空間でした。
そのような本堂の中で、今回は「対話」について、特に“感情”に焦点を当てたお話をさせていただきました。人と人との関係の中での対話ではなく、阿弥陀さまのお慈悲に抱かれた“いのちといのちの対話”。「私があなたを尊重する」という次元を超え、阿弥陀さまのはたらきの中で誰もが等しく尊い存在であると知らされる――その気づきが大きな安心をもたらしてくださいます。
前回の研修内容を寺院の保育園職員研修に活かされたとのご報告もいただきました。「情報に振り回されていたけれど、心がやわらいだ」との声もあったそうで、法のはたらきが現場に生かされていることに感謝の思いです。
阿弥陀さまのお慈悲に包まれながら、共に学び、語り合えるご縁のありがたさをあらためて味わう一日となりました。今回も尊いお育てをいただき、誠にありがとうございました。




