令和8年 春季彼岸法要 〜僧侶になりました。〜
浄土真宗本願寺派の僧侶となるための「得度習礼」を無事に修了した娘が、このたびのお彼岸法要にてご門徒の皆さまとご一緒させていただきました。
法要前の梵鐘は、まるで娘のデビューを応援するかのように、ご門徒の皆さまが撞いてくださいました。このお寺らしいあたたかなひとときに、あらためて深く感じ入るものがございました。
法話では、「長女」という呼び名のなかに、知らず知らずのうちに比べられたり、比べたりする世界があることをご縁としてお取り上げしました。私たちはみな、何かと比較されながら、また比較しながら、一喜一憂するうちに、自分が何者であるかも見失い、いのちの行き先も知らないまま悶々と日々を過ごしてはいないでしょうか。
そのような話から、自然と父としての思いも重なり、一番大切なことは、阿弥陀さまに願われた「一人の私」であるということ。後生の一大事を聞かせていただかなければ、本当の意味で「私を生きる」ことはできないということ。そして、仏さまのお話は、遠い昔話やご先祖さまのためにあるのではなく、今を生きる「この私」へのはたらきかけであること——そのようなことをお伝えさせていただきました。
住職としての責任をあらためて実感しながら、ご門徒の皆さま、僧侶となった娘、子どもたちとともにみ教えを聞かせていただいた、誠に有り難いお彼岸法要でございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。





