本堂現状調査
大切に維持管理をされてきた光徳寺本堂は今年で築298年目を迎えます。
初代本堂は寛永10年始(1633)に九間四面の規模で建立されました。しかしその後に類焼。
2代目本堂は寛文9年(1669)に同じく九間四面の規模で再建されました。しかしまた享保6年(1721)に類焼しています。
現在の本堂は享保10年7月(1725)に七間四面の規模で再建をはじめ、享保12年(1727)に上棟されました。
この享保12年から現本堂の築年数を数えています。
2代目本堂の類焼からわずか2年余りで現本堂が整ったこと、当時のご門徒の熱意は大変なものだったことでしょう。歴代住職で言えば第6世の頃です。
それから、歴代住職、坊守、ご門徒によって大切に維持管理を続けて、お陰様でお念仏の染み込んだ趣ある本堂となっております。
しかし老朽化には抗えず、第14世住職である父も生前から本堂今後を心配をされていました。
第15世住職である私もまた同様です。
今後に向けて、今回は社寺を専門に扱う玄匠(げんしょう)さんに現状調査をしていただきました。
他にも様々な角度からの今後へのご指摘をいただいている状況です。
お寺の中心、本堂。
社会情勢、様々な視野をもちながら、ご門徒の思いを受けながら歩んでまいります。