日本緩和医療学会 学術大会

静かに蓮を眺める朝。

お寺のさまざまな事情のなかで、多くの思いや感情を受け止めながら、自分自身のあり方に不安を覚える日もあります。

それでも、そこには変わらず咲くいのちがありました。

雨の訪れが近い朝の静けさのなかで、
今の自分は何者なのか。
何ができるのか。
そして、本当は何を大切にして歩んでいきたいのか。

そんなことを、蓮の花を見つめながら、静かに振り返っていました。

法務を終えた後は、日本緩和医療学会学術大会へ。
医療者と臨床宗教師の交流集会に参加しました。

その規模の大きさに圧倒されながらも、各専門分野の研究発表やポスター発表に足を止め、そこに込められた熱意と真摯な歩みに心を動かされました。

発表の内容だけではなく、一人ひとりが目の前の「いのち」と誠実に向き合い続ける姿。その積み重ねのなかに、静かで確かな力を感じました。

とりわけ、スピリチュアルケアやグリーフケアに関する学びは、私にとって深く心に残る時間となりました。

交流会への参加は今回が初めてでしたが、医療現場における宗教者との協働への期待や関心、さまざまなご提案、そして温かな励ましの言葉をいただきました。

大分県では、認定臨床宗教師として活動している者は、現在も私一人です。そのことに課題や孤独を感じることもあります。

けれど、「今の歩みを、そのまま続けてください」と背中を押していただけたことは、大きな励ましとなりました。

揺れる日もある。
迷う日もある。

それでも。

誰かの痛みや悲しみに出会いながら、私にできることを問い続け、私だからこそできる歩みを重ねていきたい。

そんなふうに、もう一度「私でありたい」と思えた一日でした。

雨の訪れを待つ蓮の花は、今日も静かに咲いています。

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