【未来へつなぐ光徳寺】第3回:~アンケートの率直なお声と、共に歩む体制づくり~

皆さま、こんにちは。光徳寺住職の森智崇です。

前回のブログでは、本堂と会館が直面している深刻な老朽化の現状と、それに対処するために「建設委員会」を立ち上げ、専門家を交えて計画の土台を作ってきたプロセスをお伝えしました。 今回は、その計画の土台をもとに、今年(令和8年)1月に全ご門徒の皆さまを対象に実施いたしました「アンケート」の結果と、建設委員会の受け止め方についてお話しさせてください。

■ 回収率約79% 皆さまのお寺への思い

アンケートは全211戸(当時)に配布させていただき、結果として168戸、およそ79%という大変多くの皆さまからご回答をいただきました。 これほど高い関心をお寄せいただいたこと、そしてお忙しい中、光徳寺のこれからを思い、丁寧にご回答くださったことに、心より深く感謝申し上げます。 アンケートの中では、「法事や行事がしやすくなるのはありがたい」「耐震など安全面をしっかりしてほしい」「足腰が弱くなってもお参りしやすいバリアフリーは必要」といった、改修の必要性にご理解をいただく力強いご意見を多数頂戴いたしました。 また、個人的なお寺への温かい思いを綴ってくださった方もおり、胸が熱くなる思いで一枚一枚読ませていただきました。

■ 包み隠さずお伝えする「不安」の声 

しかし同時に、私たちが最も重く受け止めているのは、皆さまから寄せられた「率直な不安の声」です。 特に多かったのが、やはり資金面に対するご懸念でした。 ・「目安として示された金額は、負担が大きすぎる」 ・「年金生活のため、一括での協力はとても難しい」 ・「高額な費用の内訳はどうなっているのか、適切なのか」

本堂は必要最低限の安全性を高める改修、会館も以前からの要望を踏まえつつ費用を抑えての改修ですが、総額が大きなものとなるため、驚きやご負担を感じられるのは当然のことです。 お寺の存続を願うお気持ちがあるからこそ、こうした率直で厳しいご意見も届けてくださったのだと真摯に受け止めております。

■ 共にお寺の未来を描いてくれる「建設委員会」 

正直に申し上げますと、この改修計画が現実味を帯びてきた当初、歴史ある本堂の修繕という大事業を前に、「果たしてやり遂げることができるのだろうか」という不安や、アンケートに寄せられる多方面からのお気持に、住職として大きな重圧を感じていました。しかし、そんな私の状態を理解し、力強く支えてくださっているのが、前回お話しした「建設委員会」の皆さまの存在です。

総代や役員、仏教壮年会、そして各地区からの代表者、また門徒外の第三者による建築の専門的な見解や見積もりなどのチェック担当として建築士で結成された委員の皆さまは、当初、思いや意見の違いはありましたが、会を重ねるにつれ、また現状が明確になるにつれ、この改修を「自分たちの課題」として真っ直ぐに受け止めてくださいました。ご参加この委員会の内部では「建築班」「財務・広報班」「運営班」に分かれ、皆さまからいただいた不安の声をすべて共有し、何度も協議を重ねています。 「どうすれば費用を抑えながら安全を確保できるか」「ご負担にならない支援の形はないか」。 委員の皆さまもご自身の生活がある中で、大切な時間を削り、ご門徒の代表としてこの難題に真剣に向き合ってくださっています。

お寺は、住職や一部の役員だけのものではありません。その時代その時代に、悲しみの中で手を合わせ、喜びを分かち合ってきた先人の方々のお気持ちが積み重なり、世代を超えて守られてきた場所です。共に悩み、共に前へ進もうとしてくださる皆さまの姿に、私はどれほど支えられ、勇気づけられているか分かりません。

■ 安心を届けるための説明会へ向けて

アンケートの際には概算見積もりからの金額をお示ししました。しかし、それは改修計画全体がどの程度の規模になるのかを皆さまと共有するための「ひとつの目安」に過ぎません。決して、すべてのご家庭に一律でその金額のご負担いただくよう強制するものではありません。

ご家庭の事情はそれぞれ異なります。どうかご無理のない範囲で、精一杯の可能な形にてお力添えを賜れましたら、これほどありがたいことはございません。

ただ、目安としてお示しした金額が、皆さまに余計なご不安を与えてしまったことも事実でした。その反省を踏まえ、建設委員ではより丁寧な資料づくりと、皆さまに納得いただけるより丁寧な説明会の開催に向けて、資金計画・会館改修への反映・説明会資料の作成など、何度も協議を重ねてまいりました。

次回【第4回】では、門徒説明会にむけての建設委員会の奮闘をお伝えいたします。引き続き、この歩みを共に見守り、応援していただければ幸いです。

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