令和8年 全門信徒 追悼法要
光徳寺では毎年4月29日にどなたでもお参りできる追悼法要をお勤めしています。
大切な方とのご縁を通じて、私が阿弥陀さまに出会わせていただく。 そのことの深さを、今年もまた味わわせていただきました。
なぜかこの日は、毎年雨が降ります。
今年も午後から雨模様のとのこと。
けれど、その雨さえも、有り難いのです。
雨はいつ降り始めたのかはっきりとは分からず。
気づいたときには、すでに私たちを包んでいます。
同じように阿弥陀さまのお慈悲もまた、
私が仏前に座ろうと思うその前から、
すでに私を包むお慈悲は届いていたのです。
だからこそ、今日もまた、聞かせてもらいましょう。
7年前、大雨の中、義父のお通夜へ向かう道すがら、
私は義父を想う時間を過ごしていました。
その頃、ご縁あった生徒さんは祖母の初盆法要を迎え、あらためてこれまでの時間を振り返っておられたようで、
「あんたはいい子」と、一人ぼっちのときも、どんなときも、いつも頭を撫でながら言ってくれた祖母の声が、懐かしくもはっきりと聞こえてきたこと、そのことが嬉しくて、お経だぁ、宗教だぁ、あ、先生なら!と私に教えてくれたことがありました。
社会人となって、孤独が募り、将来への不安も重なり、自分の人生を考えていた時でもあったようでした。
そんな時に、
大切にしてもらってきたぬくもりが胸に響いて、
「これからは自分を大切に生きていきたい」「祖母のような人になりたい」との気持ちになれたことを、嬉しいと、教えてくれたこと、そのような身近なご縁のお話を通じて、
年に一度のこの日にしかお会いできない方、 お寺参りが好きという友人を連れ立って来られた方、 連休で帰省したからと来られた方、三世代みなで来られた方、 まもなく一周忌を前に胸を締め付けられそうになられている方、 それぞれのご参詣の皆さまのお姿に出遇わせていただきながら、
ともに響くお慈悲をお聴聞させていただきました。






